田舎の祭りに参加してきました。

【3月中旬 祖父の七回忌にて】

叔父
「4月に祭りがある。
神輿の担ぎ手がいない。帰ってこれないか?
神輿をぐるぐる回したり、ちょっと危険な場面もあるけど。」
(田舎の小さな祭りだろうから、TVで報道される大きな祭りのような
危険なことはしないだろう。
叔父が大げさに言っているだけだろう) …承諾。

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【4月10日(祭前日) 電話で確認】

叔父
「祭りは朝9時頃から始まる。
でも、11時までに来てくれればいい。
泊まる用意をしてね」
(きっと、神輿を担ぐのは午前中で終わる。
昼からは宴会で酒が入るから、泊まっていけということなんだろうな)

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…甘かった…orz

【神輿をぐるぐる回したり】

ほんとにぐるぐる回します。

小さな神輿に見えます。
が、けっこう重いんですよ。
肩に食い込んできて。

神社を目指す道々、ご祝儀を下さった家の前で神輿を高々と担ぎ上げ、
『エイサ、エイサ』と声を張り上げます。
そして、公民館や会社の敷地を休憩所として提供してくださっている
うな重要な地点(?)では、それプラス神輿をぐるぐる回します。

小さな神輿だとナメてはいけません。
ぐるぐる回る円の中心にいないと、遠心力で弾き飛ばされます。

神輿は計3体。
同じ神社の氏子が地域ごとに3つに分かれ、それぞれ神輿を担ぐわけです。
で、神輿を回してる最中に円の中心のメンバーまでが弾き飛ばされて
神輿を落としたり、危うく落としそうになったり。
無事に回し終わっても、その後神輿を高く差し上げたときに、回転の余韻で
フラついて隣の神輿とぶつかりそうになったり…。

【泊まる用意をしてね】

祭りは夜まで続くそうで…。
でも、きっと、夕方には終わって夜は宴会…と、まだ甘く考えてました。
夜になっても、神輿に取り付けてある電球を灯し、先導者が発炎筒を焚いて
誘導します。

そして、祭りは1日では終わりませんでした…orz
1日目で神輿を普段安置している神社から別のお宮へ移し、2日目に再び
元の神社へ戻すという流れだそうで…。


【結局】
2泊3日の怒涛のスケジュールでした。
神社を出発するときと到着したときに、特に激しく、何度も神輿の回転と
差し上げを繰り返すのですが、初日はゲロ吐きそうになりました…。
とにかく息をつく暇がなくて…。


2日目はだんだん要領がわかってきて、最後に神輿を戻す神社が見えてきたときにも
かなり体力が残っていましたが、神社の目の前の交差点で神輿を回したとき、
誤って僕が隣の人の足を踏んづけてしまい、もちろん隣の人もしりもちをついて
脱落してしまったのですが、なぜか僕も気がついたら弾き飛ばされていて、
左ひざをアスファルトに打ちつけ、すりむいてしまいましたorz


うーむ…。最後の最後で油断…。
…ですが、振り返ってみればとても充実した時間でした。
『エイサ、エイサ』という掛け声や、
『させ、させー!!(神輿を高く掲げろ、の意味)』という怒号が、
まだ耳に残っています。
…もう、真っ白に燃え尽きました…。


で、別の区域の人が着ていた法被に記されていた『清原神事』をもとに
ググってみたら、こんなの↓が出ました。


【京築文化財行政連絡協議会のページ】
http://www.city.buzen.fukuoka.jp/culture/minzoku/buzen/seibaru.html


そんなに重要なお祭りだったのか…。