Linux導入&メイン使用は見送り記

【動機】
XPですらモッサリな、古いノートが2台あります。
普段は使うことはありませんが、メインのPCが故障したとき、
また、外でPCを使いたいときなどで、すぐに代役を果たせる
よう、ある程度快適に使える状態でいてほしい。


2台とも、すでに入っているXPを完全に削除して、Linux専用機
としてインストールしてみました。



左:NEC PC-LL5503D
右:TOSHIBA DynaBook E5/411CME


【選んだディストリビューション
Ubuntu 9.10
理由:現在もっともポピュラーで、ネット上の情報も充実しているから
Puppy Linux 4.1.2.1
理由:軽いことで有名だから。
現在最新バージョンの4.3.1ではないのは、以前、上記の
バージョンでライブCDを作っていたからです。

【ここまでの感想】
まず、アプリケーションを追加インストールする方法に戸惑いました。
Windowsのように『〜.msi』や『〜.exe』のファイルをダブルクリック
したり、圧縮ファイルを解凍して、その中の『〜.exe』を実行すれば
そのまま使えるというわけではない、というのは面倒くさいなと思いました。


Ubuntuの場合、Windowsとほとんど同じ感覚で操作できますし、『〜.dev』の
Debian形式で配布されていればインストールも楽ちんなのですが…。


Puppy Linuxだと、アプリケーションの追加から何から、分からないこと
だらけでした。
確かに、処理は断然速いのですが。それも、速くなるとは言っても、
さすがにYouTubeの再生などはカクカクしたままです。
まあ、当然といえば当然ですね。


【メイン機をデュアルブートに】
以上の経験を踏まえて、メイン機のデュアルブート化に挑戦してみました。
実験の目的は二つ。

  1. 『Wine』の使い勝手はどうだろうか?

  2. UbuntuのXAMPPから、VistaのXAMPPのドキュメントルートに
    指定したフォルダにアクセスできるだろうか?


  3. ホームディレクトリを別のパーティションに設定できるだろうか?

【実験結果】
◆Wine
文字化けがひどい…。
もちろん解決策はあるんでしょうが、僕のような初心者が
Windows用のソフトをUbuntuですぐにガシガシ使うということは
できそうにありません。
◆DocumentRootフォルダを共用
できませんでしたorz
フォルダの所有者やパーミッションを変更してみましたが、
どうにもうまくいかず…。
◆ホームディレクトリを別のパーティション
はじめ、Ubuntuをインストールしたパートをさらに分割しようとしたら、
『リサイズ』のメニューが選択できない状態になっていてワケがわかり
ませんでしたが、『linux-swap』に指定されているパートを、いったん
スワップを無効化』することで、リサイズできるようになり、ふたつに
分割できました。 これは成功です。
その他、これはUbuntuの問題ではありませんが、もはやすっかり
慣れ親しんでしまったGoogle日本語入力が使えないのは不便でした。


【総括】
結局、メインで使うことは諦めて、Windowsに戻ることとなりました。
しかし、今回、Windowsとはまったく別の環境に触れたことで
今現在の環境への不満点、改善点も見えてきました。


それに、今後のUbuntuのアップデートも楽しみです。
多くの有意義な経験を積めたと思います。