Linux Mint 12 LXDE に最適なテキストエディタを求めて
以下の条件をもとに評価しました。
【必要条件】
【目次】
gedit 3.2.3
【長所】
- シンプル。余計な機能がない。
- 文字列検索(Ctrl+F)が大仰でなく、使いやすい。
- 色のスキーム『Kate』が見やすい。
【短所】
- 他と比べてシンプルなのに、起動が少し遅い。
たまに日本語入力ができなくなる。(Linux Mint 12 LXDE)
原因は不明。
【症状が必ず起こる手順 (iBus, SCIM)】
デスクトップにファイルマネージャ(PCManFM)のランチャを作成
(はじめから置いてある『ホーム』があればそれでOK)
- geditを起動する。
Super(Windowsキー)+Dでデスクトップを表示する。
(パネル左のデスクトップ表示用ボタンではダメ)
ファイルマネージャのショートカットをダブルクリック。
または矢印キーで選んでEnterで実行。
- ファイルマネージャが起動したら、エディタに戻る。
- 日本語入力できない!
ただし、別のウィンドウでマウスクリックした後エディタに戻ると、
日本語入力が可能になります。
【総評】
結局はこれに決めました。日本語入力ができなくなるバグも、あらかじめ
必要なアプリを立ち上げておけば発生しづらくなります。
今までずっと使ってきたから手に馴染んで当然ではありますが、
今回、他のエディタも試す中で、大仰でない簡潔な機能の利点を
知って見直しました。
Geanyの便利な機能はうらやましいですが…、我慢できます。
Geany 0.20
【長所】
セッション復元機能。
前回表示していたタブを自動で復元してくれます。
たくさんのファイルを開いて編集している場合に助かります。
- 文字列検索に正規表現が使える。
【短所】
正しいインライン入力ができない。(Linux Mint 12 LXDE)
Bodhi Linux 1.3やLubuntu 11.10と同じ症状です。
日本語入力の変換候補が、必ず画面左下に表示されます。
Lubuntuの場合は『ibus-gtk3』をインストールすると解消されますが、
Mint12LXDE ではダメでした。
インプットメソッドをSCIMに変更しても同じです。
【総評】
今まで使ってたgeditよりも高機能で、すごく気に入ったのですが…、インライン入力が乱れるという、この一点がどうしても気になって
使用を断念しました。
Geanyが正常に動くOSに乗り換えようかとも考えましたが…、
もう、本当に面倒なのでやめておきます (-_-;)
でも、このバグが解消されれば勿論geditから乗り換えるつもりです。
bluefish 2.0.3
【長所】
- gedit, Geanyのような、Mint12LXDE固有と思われる不具合がない。
- 起動がとても速い。
【短所】
文字列検索が使いにくい。
(Ctrl+F)で文字列を検索語、(Ctrl+G)で次にヒットした文字へジャンプできますが、
(Ctrl+Shift+G)で戻ることができません。
ショートカットが設定されていないのではなく、戻る機能そのものが存在しないようです。
ブックマークで代用することも可能ですが、
そのブックマークを削除するショートカットが存在しません。
ショートカットを新たに割り当てる機能があり、これを試してみたのですが
他のショートカットは変更できても、なぜかブックマーク削除の
機能にはショートカット変更が反映されません。
【総評】
『バグがないgedit』という印象でした。採用を決めて実際にガンガン使っていたところ、
文字列検索の使いにくさに気づいてしまいました…orz
こうなると、バグがないという利点もかすんでしまいます。
その他のエディタ
- editra: インライン入力に乱れ
- TEA: インライン入力に乱れ
- Diakonos: nanoのようにコマンドラインで実行される。使いこなせないorz
- vi: 何度も覚えようとしたけど、無理。ほんと無理 (-_-;)
- vi + cream: デザインがダサい(失礼)
- SciTE, scribes, medit: 記憶に残ってない