再び通院生活。

目次
  1. きっかけ
  2. 病院の印象
  3. 躁鬱(そううつ)
  4. 認知行動療法
  5. 自立支援医療
  6. まとめ・感想

きっかけ

8月18日の土曜日、友人達と久しぶりに会いました。
私が去年の10月以来どこにも通院せず、服薬もしていないことを知った友人から、強く通院を勧められました。


私は、『自分なりの対処法を今度こそ掴んだから、通院の必要はない』と思っていたのですが…。
そんな、何の保証もない危なっかしい人を誰が雇うの?』という友人の言葉に抗えず、しぶしぶ通院を決めました。
ほんと、今度こそは大丈夫だと思うんだけどなぁ…。


で、病院探しですが。
友人たちと別れて帰宅後、Googleで『心療内科 北九州市』と検索。
家から一番近いところに決めました。


……………。
この安易さ。
昔とちっとも変わっていない orz
ただ、『ホントにここに決めていいのか?』と、検証することは怠りませんでした。


医師の名前単独、さらに『(医師の名前) ダメだ』で検索して、悪評が立っていないかを確認。
病院自体は今年5月開院のできたてホヤホヤらしいですが、院長先生は他の病院で長く勤務していたようです。


それと、病院のサイトの『当院は集団認知行動療法を行っています』との宣伝にも惹かれました。
別の病院の先生から、『本腰を入れて治療したいなら、もっと大きな病院に入院して認知行動療法を受けてみてはどうか?』と勧められていたので。


家から近くて、"なんだか良さげ"な治療を受けられるなら、ここでいいかな、と決心しました。
で、今朝予約の電話を入れて、そのまま午前中に診察を受けてきました。


※以下でも、別に中傷するような文章は書いてないので、病院名とサイトのURLを載せます。
(追記:2012-09-10) 私の予想していない場面で誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないので、病院名は伏せることにしました m(_ _)m


病院の印象

昔の区画が残された鋭角な角地に建っていました。
中はとてもきれいで、適度に明るい印象でした。


待合室で一般的な問診票に記入後、2階の別室で、院長先生の診察の前に、心理的な診断(?)のようなものを受けました。
アンケートのようなものに記入後、『実のなる木を描いてください』と言われました。
『ああ、なんだか聞いたことがあるな』と思いながら、最近、公園の掃除で木(おそらく桜)を見慣れていたので、そのイメージで描きました。
ついでに、丸い実(リンゴのつもり)をいくつか枝からぶら下げて。


その後すぐに診察となりました。
先生は意外に若くて、私とそんなに年齢は違わないのでは?と感じました。
事前に作成した病歴文書のおかげで、スムーズにこれまでの経緯を説明できました。
facebookに載せてる学歴職歴に、病歴を合わせたものです。
http://www.facebook.com/sutara79/info


躁鬱(そううつ)

先生からは『躁鬱かもしれない』と言われました。
単なる鬱とは違い、気分が急激に高まる時がある。
それは"鬱への対策"では対処できない、と。


まあ、たしかに…。
友人からも、何度も指摘されていました (-_-;)


私の場合、"急激に"気分が高まる、というほどではないと思います。
ただ、鬱からの復帰直後は『とにかく寝たきり生活から抜け出せればいい』と思っていたのに、だんだん目標を上げていって、最後には『普通の大人なら、これくらいのことは難なくこなすはず』と、自分の勝手な"一般人基準"を作り上げ、それを毎日達成するのが当然だと自らに課してしまい、その基準に届かないことに落胆して、また鬱になってしまうというのがここ数年の私でした。


もしも"一般人基準"をクリアできたなら、さらに厳しい基準を設けて、鬱でギブアップするまで際限なく自分を追い詰めてしまいます。
自滅することが明白な道へ、『それが"大人"だ』と有無を言わせずに自分を駆り立てていました。


別に"ハイ(high)"になってはいないと思うのですが…。
ただ、『みんなの役に立ちたい』『能率のいい人間だと思われたい』『おトクな人間だと思われたい』という願望と、"無理すること"を素晴らしいこと、誇るべきことだと捉える価値観が合わさって、満身創痍の戦士を気取ってしまうのかもしれません。


今後の治療は、この価値観をいかに打ち破るかが鍵になると思います。
とりあえず、今回は感情の高まりを抑える薬として『リーマス錠200』を1週間分処方されました。
夕食後に1回でおkのようです。


認知行動療法

3ヶ月を1クールとして、複数人数で認知行動療法を行うそうです。
ちょうど9月4日から次のクールが始まるそうで、タイミングが良かったです。


病院でもらった資料(フリーペーパーでの病院紹介記事の抜粋と思われる)には、こうあります。


認知行動療法は、気分が思考や行動の影響を受けることに注目し、思考や行動を見直すことによって気分を改善し、個人の課題を解決する手助けをする治療法です。
この治療法は、集団で行う(集団認知行動療法)ことも可能であり、どちらも統計学的に有効性が証明されています。
対象となる方は、主に抑うつ気分や不安などの「気分」の改善を目的とし、自分自身を変えようとする意思を持っている方です。


うーん。今の自分にピッタリな気が。
楽しみです。


自立支援医療

要するに、医療費3割負担が1割になるそうです。


【参考】
厚生労働省自立支援医療について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsushienhou04/


医師の診断書を役所に持って行って申請するようですね。
ただ…、厄介なことに、以前通っていた病院で、すでに手続きしていました。
支援を受けられるのはひとつの病院と薬局だけだそうですから、解除しておかないと。
って、解除&再申請って可能なんでしょうか。
ここだけは不安だなぁ…。
認知行動療法や薬や血液検査など、治療には結構お金がかかるようですし (-_-;)


まとめ・感想

今回の費用は、
病院: 3,300円
薬局: 390円
でした。


できたばかりの病院で、ちょっと不安でしたが、対応は丁寧でしたし、不慣れな感じもありませんでしたし、とても気に入りました。
院長先生は自然で冷静な振る舞いで、私にとっては話しやすい人だと感じました。


次回は8月27日です。