おらぁ、村を作るだ!

この記事を読んで、しばらく考えこんでしまいました。


【参考】
今起きていること。日本人の賃金を下げよ。リストラせよ。雇うな
http://www.bllackz.com/2012/09/blog-post_8.html


私の場合、こう考えると納得できました。


終身雇用 = 班田制の農民
正規雇用ワーキングプア = 荘園制のバラバラな下人
グローバル企業は平安貴族よりも、守護大名として捉えたほうが分かりやすいかも。
昔は"一所懸命"に領地と領民のために頑張ってたけど、今や都に居着いてしまい、領国も流動的で守護代に任せきり、と。


平安貴族も、昔は国司として現地に赴任していましたが、やがて"遥任"として給料だけを受け取り、任地は在庁官人に任せきりとなりました。
そこから武士が台頭したわけで、乱暴だろうがモーレツだろうが、自分の領地に愛着と責任を持つというのが武士のアイデンティティのはずでした。
それが、領地を"預金引出口座"としてしか見なくなり、領民たちと離れて貴族化してしまったわけです。


そうなれば、次に来るのは在地の守護代たちの戦国大名化でしょう。
その際、我々一般庶民がすべきなのは、惣村を形成し、自存自衛することではないでしょうか。
所属している荘園(企業)との結びつきが強い一方、個々人はバラバラで地域としてのまとまりがなく、そろそろ治安も悪くなってきた。
惣村誕生の条件は揃っているのでは。


石油・ガスが枯渇して、安価な大規模輸送体制が崩壊すれば、人件費の安い土地を渡り歩くグローバル企業の手法は破綻するでしょう。
その時、貴族の道連れとならぬよう、今から惣村の体力を養っておかなくてはならないと思います。


(Wikipedia)
班田収授法 http://bit.ly/QukJnE
守護大名 http://bit.ly/QukSHH
受領 http://bit.ly/QukZTy
惣村 http://bit.ly/QukHMs