LMDE201204は実用可能な水準だと思います。
Linux Mint Debian Edition 201204 MATE
http://www.linuxmint.com/download_lmde.php
環境
PC: DELL Dimension 1100CPU: Celeron 2.53GHz
メモリ: 1GB
HDD: 160GB
無線LAN子機: WLR-UC-G(USB式)
目次
日本語入力を可能にする
基本
いつものとおり、iBusとMozc(Google日本語入力)を入れます。PCを再起動します。
$ sudo apt-get install ibus ibus-mozc
iBusの設定をします。
$ ibus-setup
これでMozcを使えるようになりました。
私の環境だけ?
ユーザ辞書をインポートしようとしたところ、なぜかGUIでMozcの設定画面を開くことができません。
言葉ではうまく説明できませんが、タスクトレイから辞書ツールを開こうとすると、マウスカーソルを合わせた途端、メニュー項目が別のものに切り替わってしまうのです。
ならば、端末からコマンドを入力して開きましょう。
【参考】
(プロパティ)
$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog(辞書ツール)
$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool
Ozlog: Ubuntu:Mozc日本語入力
http://oz-log.blogspot.jp/2011/12/ubuntumozc.html
フォント表示を滑らかにする
Debianは、初期状態では日本語フォントの表示がギザギザしてます。まるで"MSゴシック"ですね…。
以前の記事で紹介したコードは、このLMDEでも有効でした。
このとおり、滑らかになりました。
$ cd /etc/fonts/conf.d
$ sudo ln -s ../conf.avail/10-unhinted.conf ./
が、"さざなみ"というフォントは、どうも私にはなじみません。
それと、なぜかGoogle Chromeでは滑らかに表示されません。
なじみのある"Takao"フォントを入れたら、Google Chromeでも文字が滑らかになりました。
一石二鳥です (´∀`*)ウフフ
フォントの優先順位を変更し、日本語の表示には"Takao"を使うようにします。
$ sudo aptitude install fonts-takao
その際、トップに割り込ませるのではなく、英字は別のに任せて日本語のみを"Takao"にするため、2番目に挿入します。
$ cp /etc/fonts/conf.avail/69-unifont.conf ~/.fonts.conf
$ pluma ~/.fonts.conf
※ LMDEのテキストエディタはgeditではなくplumaです。
<alias>
<family>sans-serif</family>
<prefer>
<family>FreeSans</family>
<family>Takao Pゴシック</family>
<family>Arial Unicode MS</family>
無線LANは、あっさりと
無線LAN子機を接続しただけで使えるようになりました。Ubuntu系以外のLinuxでは、この無線LAN設定が難しいから今まで諦めていたのですが…。
これは本当に驚きです。
ただ、たまたまこの子機とLMDEとの相性が良かっただけなのかもしれません。
"ndiswrapper"を使って無線LANを使用可能した方の記事を見つけたので、今後、ネットブックでの無線LAN接続に手こずった場合の参考にしたいと思います。
【参考】
無線LANの設定 @LMDE201204 + Xfce 異論は認める/ウェブリブログ
http://i94025.at.webry.info/201206/article_15.html
http://i94025.at.webry.info/201206/article_16.html
ディレクトリ名を日本語から英語に変更
【参考】HRDの独り言: Linux備忘録【LMDE】ホームディレクトリの英語表記
http://cssdef.blogspot.jp/2012/07/linuxlmde.html
Ubuntuだと下のコマンドだけでOKなので、ちょっと詰まってしまいました。
$ sudo apt-get install xdg-user-dirs-gtk
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
助かりましたm(_ _)m
マウスジェスチャ
Ubuntuと同じく、easystrokeを使いたいです。が、Debianの場合はdebパッケージが用意されてないので、簡単にはインストールできません(-_-;)
公式サイトの説明通りに進めていきます。
【参考】
easystroke
http://sourceforge.net/apps/trac/easystroke/
まずは、依存するパッケージをまとめてインストールしておきます。
次にソースをダウンロードします。
sudo apt-get install g++ libboost-serialization-dev libgtkmm-2.4-dev libxtst-dev libdbus-glib-1-dev intltool xserver-xorg-dev
http://sourceforge.net/projects/easystroke/files/
解凍、インストールします。
文中のパスは適宜読み替えてください。
インストールが終わると、Menuのユニバーサル・アクセスの欄に登録されています。
$ cd ~/Downloads
$ tar zxvf easystroke-0.5.5.1.tar.gz
$ cd easystroke-0.5.5.1
$ sudo make install※ このeasystrokeの場合は既に"Makefile"が存在するので、"./configure"や"make"は必要ないみたいです。
あとはUbuntuと同じです。
やっぱりマウスジェスチャが使えると便利 (*´∀`*)
ハイバネートを可能に
※こちらの記事を先にお読みください。(Linux)従来のパーティションのままOSを入れ替えたらハイバネートできない。その解決策。
なぜかハイバネートを実行できず、シャットダウンしてしまいます。
下記を参考に、スワップが有効になっているかどうかを確認しました。
【参考】
メモリとSwap領域の確認: BlueEyesBlue
http://blueeyesblue.cocolog-nifty.com/technote/2010/03/swap-ad70.html
$ /sbin/swapon -s
Filename Type Size Used Priority
/dev/sda5 partition 23127036 41452 -1
どうやらスワップ領域は正常のようです。
$ cat /proc/meminfo
...
SwapCached: 5400 kB
SwapTotal: 23127036 kB
SwapFree: 23085600 kB
...
そこで、今度は下記に従って"hibernate, acpid, acpi-support"をインストールすることにしました。
【参考】
デスクトップでのハイバネート その2:半歩先:So-netブログ
http://hanposaki.blog.so-net.ne.jp/2009-04-19
その際、あることに気が付きました。
hibernateのインストール作業の最後に表示された警告。
$ sudo aptitude install hibernate
以下の新規パッケージがインストールされます:
(略)
cryptsetup: WARNING: failed to detect canonical device of /dev/sda5
思い当たる節があります。
このLMDEは、LinuxMint12LXDEを上書きする形でインストールしましたが、スワップ領域には全く手を付けずに流用しました。
12LXDEはUbuntu系ですから、もしやDebianではそのまま扱えないのかも?
そこで、"Gparted"でスワップ領域をいったん削除し、改めて定義してあげました。
また、上の3つのパッケージも一応全てインストールしました。
すると、CLIでもGUIでもハイバネートできるようになりました(*´∀`*)
$ sudo aptitude install hibernate
$ sudo aptitude install acpid (すでに入っていた)
$ sudo aptitude install acpi-support
$ sudo pm-hibernate
いくつかの手順を同時に実行したため原因の特定ができませんが…、まあ、上の方法を全部試せばいい、と (^ ^;)
感想
『実用しても何も問題なさそう!(;゚∀゚)=3ムッハー』という感想です。細かな点で気になる部分はありますが、それは私が神経質な性格だからです (^ ^;)
Google Chrome, Toggl, XAMPP, Dropbox 全て正常に動きます。
メイン機のDELL Mini 10v に入れているLinuxMint12LXDEのサポート期限を迎えたら、こちらに移行しようと思います。