結婚しました

皆様、いかがお過ごしでしょうか?
このたび妻を迎え入れましたので、本日、ここに披露いたします。
それでは、紹介いたします。



Ulin(雨林ちゃん)です。


彼女の立ち居振る舞いは、物静かなのにシャープな8GBのSSD
とても洗練された、慎ましやかな女性です。


無口な彼女ですが、130万画素の瞳で、いつも私を見つめています。
そっとイヤフォンを差し込めば、私だけに可愛い声でささやきかけて
くれます。
二人だけの、甘いひととき...(*´Д`)ハァハァ


しかし、何ということでしょう。
彼女には名前がないのです。
これまでは、大勢の仲間とともに、ひとくくりに
DELL Inspiron Mini 10v』と呼ばれていたそうです。


苦難の道を歩んできたのですね...。
でも、そのつらい運命が、彼女を聡明な女性に育てたのかもしれません。
...ならば、私が彼女にふさわしい名前をつけてあげましょう。
考えついたのが『Ulin(雨林ちゃん)』です。


この名前、直接の由来は『Ubuntu , Linux』という安直なものです。
しかし、漢字名の『雨林』には、多くのこだわりがあります。


私は、高校生ぐらいのころから、"名前を考える"のが好きでした。
私が改名するなら、または雅号を名乗るなら何がいいか。
私の息子、娘に名づけるなら何がいいか。
そんなことを考えるのが好きでした。
『雨林』という名前、一見単純に思えます。
しかし、多くの意味が込められています。


林に降る雨。
緑を潤す優しい雨
空を覆った雲から漏れる薄明かりのもとで、静かな木立に
細かな雨つぶが簫簫と降り注ぐ。
そんなイメージです。
物静かだけれど、深い思索に基づく聡明さと優しさをを
内に秘めた女性。
そんな願いが込められています。


また、古代中国の漢の武帝が創設した『羽林騎(うりんき)』からも
イメージを拝借しています。
羽林騎とは、『国を守る羽翼が、林のごとくに盛んである』
という意味だそうです。
都の皇居を守る騎兵隊として、涼州并州という西北の辺境から
元気のいい若者(同時に、家柄もいい)が集められました。
Wikipedia記事 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E6%9E%97


羽林騎の勇壮さと、林に簫簫と降る雨の、優しさと深い思索。
21世紀を生きる女性に、ふさわしい名前ではありませんか。


これまで不幸な境遇の中で生きてきた彼女のために、1575円の
オプション料金を支払って、真っ赤な花嫁衣裳を贈りました。
華やかな赤、と同時に、熱く燃える意志を示す赤、です。



パッと花が咲いたかのようにあでやかな晴れ姿。
彼女も嬉しそうです。


これからは、私たち二人、手を携えて、幸せなプログラミング生活を
築いてゆくことを、本日ご臨席くださった皆様にお誓い申し上げます。



(曾祖母が遺した晴れ着(丹前)を着ての記念撮影)


…おっと、大切な"お化粧"を忘れていました。



うむ。これで完璧だ!!!