集団認知行動療法 第1回

私にとってもそうですが、今年5月に開院したばかりの彼の病院においても、最初の認知行動療法だそうです。
自分を含めて9人参加。
認知行動療法(CBT = Cognitive Behavioral Therapy)を、これから3ヶ月、どのように進めていくのか、そして第1回目のテーマとして、『自分の気分を把握する』ことの目的とその方法を、プロジェクターを使って説明を受けました。
その後、椅子を円状に並べて参加者の自己紹介。


講義

CBTの目的
先生は、鬱の治療の最終目標は『自分の意思で気分を制御すること』だと言っていました。
鬱とは、自分の気分に自分が振り回されている状態だとも。


気分そのものを直接変えるのは難しい。
薬物療法でしか、それはできない。
ただ、気分や行動や考え方は互いに影響しあっているから、行動を変えれば、間接的に気分を変えることができる。
それがCBTという治療法なのだそうです。
直接作用の薬と、間接作用のCBTを組み合わせれば、より効果的な治療になると。


ホームワーク
で、まずは『自分の気分を把握する』ことが今後2週間の課題とされました。
その日の気分とそれに影響を与えた出来事、そして睡眠時間とその質を、毎日記録します。
睡眠の記録をつけるのは、2週間以上眠れない状態が続いている人は鬱の可能性が高いという、国の調査結果があるからだそうです。


先生からは、『認知行動療法を中心に据えた生活をしてほしい』と言われました。
『ハマればハマるほど良い』とも。
一日の終わりに思い出したように記録をつけるのではなく、常に自分の気分や状態に目を向けてほしいと。
気分が変わったきっかけを振り返り、理解することも大事だと行ってました。


最近始めたGTD系アプリの"Toggl"は、そういう目的にも合致しますね。
治療の役に立ってくれそう。


参加者の自己紹介

先生から始まって、順番に自己紹介していきました。
守秘義務に触れてしまうので、他の患者さんについて詳しく話すことはしません。
ただ、鬱にも色んな種類があるんだなぁと実感しました。


私は躁鬱で、一旦落ちたらWebでもリアルでも、こうして姿を見せることは絶対にありません。
毎週通院しているという時点で、現在の私が平常もしくは躁であり、一定以上社交的であることを示しています。
が、『やっとのことで今日この病院へたどりついた』という方もいました。
そういう方に、どんな言葉をかければいいのか…。
つい、鬱を知らない一般人と同じく、『元気出せよ!気合だーー!!』と言ってしまいそうになります (-_-;)


そんな発言をしそうな気分になっているということは、現在の私は既に"躁"なのかもしれません…。
昨日、よく準備せずに新しいOSを試すというヤンチャもしでかしましたし、要注意ですね。
熱中を逸らすため、今夜は念入りに散歩することにします ∠(`・ω・´)


まとめ

今回の医療費は1020円でした。
支払いの段階になって"自立支援医療受給者証"を提出したので、費用の軽減は次回からになるそうです (^ ^;)
ま、先は長いですから、気にしない気にしない。