PC宛てに届いたメールを携帯に転送する

PC宛てに届いた新着メールをGmailが定期的にチェック・取得し、携帯へ転送させる方法を紹介します。


【概念図】


【利点】
  • Webメールとして携帯のブラウザでチェックする方法よりも、パケット通信料金を節約できる(と思われる)。
  • 無料で転送できる。※メールサービス事業者によっては、携帯への転送に月額料金がかかる場合もある。
【欠点】

  • PC宛てに届いたメールは即座には転送されず、Gmailからの定期的な新着チェックの際に転送されます。

    (Gmailによる新着チェックの頻度はそのメールの取得結果に応じているようですが、長くて30分間隔くらいだと思われます

    参考: http://support.google.com/mail/bin/answer.py?hl=ja&ctx=mail&answer=21288 )

    この点は、メールサービス事業者の転送サービスの方が優れています。

    よって、出先に居てもPC宛てにメールが届いたことを即座に知りたいという方には、この方法は勧められません。

    ただ、今すぐ新着を確認したいなら、Webメール形式のサービスを提供している事業者ならば携帯のブラウザから、そうでなくてもGmailの設定画面から手動でチェックすることもできます(当然、通信料金は嵩むでしょうが…)。

    それに、PC宛てに緊急の用件のメールが届くことはほとんどないでしょう。

    忙しい営業マンでもなければ、これは無視できる欠点だと思います。


【目次】
  1. Gmailを使用するために、Googleアカウントを取得する
  2. Gmail設定: 他のメールサービスの新着メールを取得させる
  3. Gmail設定: 携帯用メールアドレスへ転送させる
  4. 仕上げ
  5. 感想

Gmailを使用するために、Googleアカウントを取得する

Googleのユーザ登録は、無料で行えます。


https://accounts.google.com/SignUp


Gmail設定: 他のメールサービスの新着メールを取得させる

ユーザ登録が終わったら、さっそくGmailの設定ページを開きましょう。


https://mail.google.com/


(クリックで拡大)


(クリックで拡大)


今回は、Yahoo!メールの新着をチェックするように設定します。


有名なメールサービスなら、『POPサーバー』は自動で設定してくれるはずです。
パスワードのみを記入してください。



Gmail設定: 携帯用メールアドレスへ転送させる

以下の作業を進めると、転送メールを携帯が受け入れることを確認するために、Gmailからメールが送られます。
その前に、携帯側の迷惑メールフィルタを設定変更して、一時的にPCからのメールを全て受け入れるようにしてください。


では、引き続きGmailの設定画面で作業します。
(クリックで拡大)


携帯メールのアドレスを入力します。


携帯にGoogleからメールが届きます。
(※届かない場合は、迷惑メールフィルタの設定を確認してください。)
文面にある『確認コード』を図の場所に入力します。


携帯へ転送するように設定しましょう。


仕上げ

携帯側の迷惑メールフィルタの設定を変更します。
前節で、PCからのメールを一時的に全て受け入れるように変更しているはずなので、忘れずに元に戻してください。
携帯キャリア、機種ごとに設定方法は異なると思いますが、やるべきことは以下の4点です。


  • PCから送信されたメールは基本的に拒絶する。
  • ただし、転送用のGmailアドレスだけは許可する。
  • なりすましメールの判断レベルは厳しくしてかまわない。
  • ただし、転送用のGmailアドレスだけは『なりすましメール』のチェックを素通りさせる。


では、一連の設定に問題がないかを確かめるため、元々のアドレス宛て(Yahoo!メールなど)にメールを送ってみましょう。
Gmailが新着チェックするまで待つのは馬鹿らしいので、下図のように『メールを今すぐ確認』させましょう。


その後、普段のメール着信と同じように携帯が反応してくれたら、成功です。


感想

私の携帯はauのIS06。スマホです。
少しでも節約するためにネット接続(ezweb)の契約はせず、3G回線は使わずに無線LAN接続(Wi-Fi)のみでネットを利用しています。
一日中家にいるので、これで全く不便はありません(`・ω・´)キリッ
SMS(auの場合はCメール)は使えますし。
PCでも携帯でもメールを送る際はGmailのアドレスを使っているので、今回の手順の検証のために母の携帯を借用しました(-_-;)
そんなわけで、私にとっては全く興味のないノウハウなのですが…、もしかしたら、今後どこかに就職したときに必要になるかも。
いや、早くそういう状況になってほしいです (つД`)